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卵巣がんは、乳がん、子宮がんに比べると、今のところ罹患率は低く、乳がんの5分の1強、子宮がんの3分の1弱といったところです。
欧米と比較してわが国の卵巣がんの罹患率は最も低い方ですが、ここ30年間に約3倍に増えており、日本でも将来は欧米に近くなると予想されています。
あらゆる年代に見られますが、ピークは40代です。 しかし、20歳以下の思春期が約15%、21〜40歳の性成熟期が約40%を占めるなど、若いからといって油断はできません。
また、危険因子については明らかにされておらず、卵巣がんが発生する原因は不明です。 |
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| ●卵巣がんの年齢階級別死亡率 |
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| 資料 厚生労働省「人口動態統計」2006年(概数) |
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卵巣がんの一番の問題は、早期発見が難しいため、死亡率が高いということです。
早期発見が難しいのは、
乳がんや子宮がんのような簡単で効果的な早期発見の方法がないので検診が成り立たず、発見が遅れるためです。
また、早期には症状が全くといっていいほどないため、症状からの発見も遅れがちです。多くは、下腹部にしこりがある、
おなかが膨らんできたなどに気づいて受診しますが、自覚症状が出たときには、病気はかなり進んでいることが多いのです。
早期発見のための方法は模索中ですが、子宮がん検診をきちんと受け、
内診で少しでもおかしいときにはすぐに超音波による詳しい検査をしてもらうようにしましょう。 |
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| 治療は、卵巣切除が基本です。これは卵巣だけでなく、リンパ節郭清までするので、かなり大きな手術となります。
また、抗がん剤などによる化学療法を加えることも重要です。新しいシスプラチンやタキソールという抗がん剤が開発され、
卵巣がんにとっては革命的といえるほどの効果をあげています。しかし、それだけで治すことは不可能です。そのため、術後化学療法を行い、
さらにその後2回目、3回目の手術が行われたり、放射線療法が併用されることもあります。 |
| ●卵巣がんの死亡者数・死亡率の年次推移 |
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| 資料 厚生労働省「人口動態統計」 |
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