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だれにでもわかるがん
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食生活
がんの発生にはさまざまな因子がかかわっていますが、最も大きいと考えられているのは栄養、つまり食生活です。国立がんセンターが制定した「がんを防ぐ12カ条」 でも、そのうちの8カ条が、飲食物に関連しているほどです。胃がんや大腸がんなどの消化器のがんはもちろん、乳がんや肺がん、子宮体がん、 卵巣がんにも食生活の影響が大きいことがわかってきました。
私たちの体の細胞は日々新しくなっていますが、その材料となっているものは、 食べたり飲んだり吸ったりしたものです。なにしろ、人が1日に飲んだり食べたりする飲食物は重さ約3キロ、 1年間にはなんと1トンに達するというのですから、影響が大きくないはずはありません。
またこれまでは、こうした発がん性物質やリスクの高い食品を避けることで、がんを予防することが中心でした。 しかしこれからは、がんを防ぐ作用のある食品を積極的にとることで、もっと積極的にがんを防ぐ効果が期待されています。 多くの専門家たちの研究によって、これまで知られていなかった多くの食品成分(カロチノイド、ビタミンE・C・A、ポリフェノール、セレン、 食物繊維、ビフィズス菌、コラーゲン、含硫化合物など)の働きが明らかにされてきて、 その中に多くのがんを防ぐ物質があることがわかってきたのです。
しかし、実際には人間にどの程度の効果があるかはこれからの研究が必要です。
●食塩摂取量の年次推移
食塩摂取量の年次推移
資料 厚生労働省「国民栄養調査」
●多くとるとがんのリスクを高める飲食物
塩分
胃がんの発生しやすい環境をつくる
脂肪
大腸がん、前立腺がん、子宮体がん、乳がんなどの危険因子
肉や魚の焼け焦げ
結腸がん、肝がんの危険因子
アルコール
食道がん、口腔がんの危険因子
かびた穀類やナッツ
肝がんを起こす
エネルギー
すべてのがんの発育を促進する
●デザイナーフーズ計画で挙げられたがん抑制食品
(渡邊 昌教授による) 
デザイナーフーズ計画で挙げられたがん抑制食品
資料:アメリカ国立がん研究所(NCF)
●地域ブロック別食塩摂取量
地域ブロック別食塩摂取量
資料 厚生労働省「国民健康・栄養調査」2005年
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