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だれにでもわかるがん
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    どんな治療が患者にとって最善か、関連する科の医師やそのほかの専門家が集まって、意見を出し合い、決定します。
    治療法によって患者のその後の人生に大きく影響するため、最近では本人の意見も尊重され、患者自身が決定できる
    範囲も広がっています。
    治療法は以下に述べるようにいくつかありますが、どの治療法にも限界があり、完全な治療法はありません。そのため、
    いくつかの治療法を組み合わせ、互いに補い合って治療する「集学的治療」が一般的です。
    がん病巣を切り取って、根本的に治そうとする療法。かつてのように、がんとわかれば手術するという時代ではなくなっ
    ているものの、今でもがん治療の中心です。
手術療法(外科療法)
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●主ながんの標準手術
  肺がん:肺葉切除・系統的リンパ節郭清
  右肺は3つに、左肺は2つのパーツに分けられ、これを
  肺葉といいます。この部分を切除する方法が肺葉切除
  です。病期診断に応じてリンパ節郭清も行います。

 
胃がん:胃の2/3以上の範囲の切除・D2郭清
 胃の2/3以上の範囲の切除と、リンパ節をその周りの
 脂肪組織などとともに一括して取り除く「D2郭清」を行い
 ます。胃がん手術は多くの場合、胃の出口(幽門)を切除
 する幽門側胃切除を行います。

 
大腸がん:腸管切除・系統的リンパ節郭清
  早期がんと診断しても実際は進んでいることもあるので、
  大きめにリンパ節を取り除く手術が一般的です。


肝がん:
小範囲切除(葉切除、部分切除など)
肝臓は大きく左葉と右葉の二つに分けられ、この部分を
切除する方法が葉切除です。最も小さく取る方法として、
がん細胞と、その周りの正常な肝細胞を切除する部分
切除があります。患者の肝機能の状態に応じて、どのく
らい切除するのかを選択します。

乳がん:乳房温存術・液窩リンパ節郭清、胸筋温存乳房切
除術
しこりを含めた乳房の一部分を切除する方法の「乳
房温存手術」乳房とわきの下のリンパ節を切除する「胸
筋温存乳房切除術」が一般的です。
わきの下のリンパ節の切除は、「液窩リンパ節郭清」と
いいます。

拡大手術
外科療法は、本来、がん細胞をすべて取り、さらに転移した部分も取って、完全に治ることを理想としています。そのため、 進行したがんでは、がん細胞の周辺や周囲のリンパ節まで広く切り取って、完治をめざす手術(拡大根治手術)が行われてきました。しかし、 そうした手術を行っても再発を防げないこともあるうえ、かなり広範囲で除去しなければならないため、患者の負担が大きくなります。
このため、進行したがんに対しては、拡大根治手術にこだわらず、放射線療法や化学療法を併用して、治療を行うのが、現在の傾向です。
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縮小手術
早期の胃がん・大腸がん・乳がん・肺がんなどの場合、できるだけ切り取る範囲を小さくする、縮小手術が定着してきています。この方法は臓器をすべて摘出してしまうわけではないので、 手術後の社会復帰が容易になり、患者のその後のQOL(生活の質)を高めることにつながります。
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機能温存手術
縮小手術と似ていますが、こちらは臓器の機能(働き)をできるだけ損なわないように行う手術法です。特に、直腸がん(肛門)、 膀胱がんや前立腺がん(性機能)など、神経を含め全部取ってしまうと患者の生活に大きな問題が生じるがんの場合、機能温存手術を行うことによって、 QOLを高め、社会復帰を可能にできます。
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内視鏡手術
内視鏡は、長い管の先に特殊なカメラを取りつけたものです。これを体内に入れて病変部を見ながら、病巣を取り除いたり、 レーザーで焼き切ったり、狭くなって通過障害を起こしている部分を押し広げたりするなどの治療をするのが、内視鏡手術です。
長所は、苦痛が少なく、治療費が安く、治療からの復帰が早くできること。短所は、出血したり穴が開くなどのリスクがある、 がんを取りきれないことがあるなどです。
★主な治療対象:良性のポリープ、早期の消化管のがん(食道、胃、大腸)、前立腺がんなど。
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体腔鏡手術
内視鏡外科または低侵襲手術ともいわれます。体腔(胸腔や腹腔)に内視鏡を入れて内臓をテレビモニターに映し出し、 小さな穴から手術を行います。長所は、傷が小さい、痛みが少ない、在院日数が短縮できる、社会復帰が早くできることなど。 短所は、手術適応が限られている、突然の出血に対応しにくい、手術できる医師がまだ限られているなどです。肺がんなどのほか、 胃がん、大腸がん、乳がんなどの婦人科領域や泌尿器科領域でも行われています。
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