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だれにでもわかるがん
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化学療法
抗がん剤(化学物質)でがん細胞をやっつけようとする治療法です。抗がん剤は、静脈注射か経口で血液中に入り、全身に運ばれて、 がん細胞を攻撃します。
手術療法や放射線療法が局所のがんに大変効果的であるのに対し、 化学療法は全身のどこにがんがあってもそれを滅ぼす力が期待できるため、全身的ながん対処するのに効果があります。
がんを破壊する力は正常細胞をも傷つけてしまうため、副作用は避けられず、これが化学療法の一番の問題です。しかし、 多くの薬剤を一緒に使って副作用を軽くする、副作用自体をコントロールするなど、さまざまな方法によって、患者が十分に耐えられ、 効果も十分に上げられる化学療法が行われています。
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放射線療法
放射線を当てて、がん細胞の増殖を抑えようとする治療法です。
X線やγ(ガンマ)線といった放射線を当てると、 がん細胞は分裂できなくなり、増殖が抑えら治癒することもあります。周囲の正常な細胞も放射線で傷つくため、副作用が現れやすくなります。 しかし、正常細胞への影響をできるだけ小さくし、がん細胞に大きな効果を発揮するよう、治療法が工夫されています。
放射線療法は、手術療法と並び重要な局所療法です。手術のように体を切る必要はなく、それに伴う痛みもありません。
現在ではコンピュータを応用した画像、照射技術の進歩などで、がん細胞に集中して放射線が当てられるようになってきています。がんの痛みを軽減する目的で放射線治療を行うこともあります。また副作用には急性期と晩期のものがあるため、事前に十分な説明を聞いて治療内容を理解することが、 不安を取り除くことにつながります。
★主な治療対象: 頭頸部がん、肺がん、乳がん、子宮頸部がん、前立腺がん、網膜芽細胞腫、悪性リンパ腫、食道がん、脳腫瘍など。
  ●抗がん剤が効果のある主ながん
抗がん剤が効果のある主ながん
造血幹細胞移植
化学療法や放射線療法の副作用として一番問題になるのは、白血球など血球を作る骨髄への影響です。血球をつくるのは骨髄の造血幹細胞ですが、体の中でも一番盛んにつくられる細胞である分、 副作用の影響も強くでます。この造血幹細胞を回復するために行われるのが、造血幹細胞移植です。
造血幹細胞移植は、自身の細胞を使う「自家造血幹細胞移植」と、ドナーの方から提供された細胞を使う「同種造血幹細胞移植」にわけられます。また移植に用いる細胞の種類によって、以下の3つにわけられます。
@骨髄にある造血幹細胞を使う「骨髄移植」
A骨髄の血液をつくる機能が活発になっているときなどの特殊な状況で、全身の血液の中に流れ出す末梢血幹細胞を使う「末梢血幹細胞移植」
B赤ちゃんとお母さんを結ぶ、さい帯と胎盤に含まれるさいたい血の造血幹細胞を使う、「さい帯血移植」
現在、日本では毎年2000人以上の人が骨髄移植を必要としています。また、以前からある骨髄バンクの他に、民間のさい帯血バンクも1999年(平成11年)からスタートしています。 さい帯血の採取はさい帯血バンクの採取施設で行うことができ、 母親の血液検査と出産後6ヶ月の赤ちゃんの健康診断に応じて使われます。
★主な治療対象
白血病、悪性リンパ腫など。
さい帯血
免疫療法
私たちの体内に、異物が入ったりできたりしたとき、それを排除して体を守ろうとする働きを、免疫といいます。
がん細胞に対しても免疫は働いていて、遺伝子に異常が起きた細胞や前がん状態(がんになる途中の状態)になった細胞を、 免疫力が抑えているうちは発がんしないと考えられています。しかし、いったん大きくなったがんを、 自分の免疫だけで治すことはきわめてまれです。
そこで、外から免疫を強化する物質を補って、免疫力を高めるのが、 免疫療法です。がんの治療では、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続く、第4の治療法として期待されています。
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